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お客様事例記事

この地に根差す覚悟を決めたことが始まりでした

オフィスをつくる

2020.05.19

【オフィス空間のデザイン・設計】 株式会社アイ・エム・シー ユナイテッド様

左から、営業担当・山下主任、今津専務、今津社長、藤井部長、田中様、営業支援担当・山下主任

2020年3月、広島市安佐北区飯室に新社屋が完成された株式会社アイ・エム・シー ユナイテッド様。鋳造用の模型製作に始まり、今やその事業領域は製品設計から鋳物を始めとした完成品製作に至るまで多岐にわたります。このたび、取材をさせていただいたのは代表取締役社長の今津正彦様です。

 

【新社屋への想いをお聞かせください】

創業の地はここから車で5分ほど行った先にあります。職人気質だった父が20坪程の土地に掘っ建て小屋で始めたのが当社の原点です。実は3年前あたりまで、広島市内中心部への本社拠点の移転も考えていました。改めて、経営理念や事業の未来・ビジョンを考えたときにこの場所に『ヒト・モノ・ユメ』のすべてを集めて、この地から発信したいと思ったんです。その時は、私の中でようやく覚悟が決まったという感覚でした。

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当社では9年前から新卒採用に力を入れています。おかげさまで20代の社員が今や全社員の半数以上になりました。ここは豊かな自然に囲まれていますが近隣にお店などはありません。ここへわざわざ通勤してくれる社員さんのために、会社に来た時には何一つ不自由なく快適に過ごせるようにしたかったんです。それは設備だけはなく、デザインを始めとした空間作りもそうです。さらには、当社の理念でもある地域社会の皆様からも認められ、地域に根差す企業として自慢していただけるような存在、建物にしたかったんです。お年寄りも多く災害が起これば孤立することも想定されますから、地域の防災・避難拠点としても貢献できればと思っています。

 

【デザインや空間作りの拘りをお聞かせください】

都会的でお洒落で、一見無駄と思うようなゆとりあるスペース作りを強く意識しています。社員同士・社内外の人が交流しやすく、自由な発想が生まれるような空間作りを目指しました。エントランスや吹き抜け、食堂などにそれが色濃く表れていると思います。

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◇ご提案内容◇

今津社長の空間作りへのイメージを一つひとつ丁寧に伺い、ICTを駆使しビジュアル化してお見せすることにこだわりました。お客様のイメージを具現化しながら整理していく作業は簡単ではありませんが、出来るだけビジュアル化することでお客様とのギャップを埋め、空間作りへの創造力をさらに膨らませていくことができます。社員の方はもちろんのこと、来社されるお客様も含め、すべての人がコミュニケーションを取りやすいスペースや、居心地の良さも加味し、バリエーション豊富にご提案させていただきました。

また、一方では空間スペースを節約しつつも、利便性は落とさず、備品管理しやすい仕組みもご提案させていただきました。事務所や個人の机など様々な場所に点在する文具用品や消耗品をサプライドッグという棚1か所に集約させることで無駄を無くし、備品の整理をしながら在庫管理しやすい仕組みです。

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サプライドッグ

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【お客様の評価・声】

私のイメージを具現化してくれた営業担当及び営業支援担当お二人のダブル山下さんには大変感謝しています。特にレイアウトのCGは本当にイメージしやすかったです。コーディネイトすることは一言で言えば担当者のセンスですが、相手が求めるものをイメージして形にする能力が特に素晴らしかったです。センスの良さは個人の能力もありますが、それがしっかり磨かれているのはやはり社風だと思います。経営者という立場で言わせてもらうなら、それは御社の久保田社長が日頃されていることだとか、社員の方々が『理研産業はこういう風にありたい』というものが強く“ある”ということだと思います。久保田社長以下、社員さんのチームワークを本当に強く感じました。仮に担当者が代わられたとしても、理研産業さんの提案スタイルはどなたが来られても変わらないように感じました。ダブル山下さんはそれぞれ違ったキャラですが、お二人とも良い意味で私への圧が少し強かったのが印象的です。私は嫌いではないですよ(笑)

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社員さんによく言うんですが、仕事は問題解決であると。だから、作業と仕事は違う。問題解決ということは“困りごと”があるということですが、“困りごと”はなかなか自分では上手く表現できなかったり、解決できないからプロにお願いするわけです。相手の想いを知ろうとも理解しようともせず、一方的に提案を押し付けるのではなく、相手の言葉に耳を傾け、して欲しいこと・望むことを想像し、形にするのがプロだと思います。お二人には私が納得するまで、何度も何度も案を練っていただき、一緒に考え作っていくプロセスは本当に楽しかったです。このたびは敢えて100%のものを作ってはいません。残りはこれから少しずつ社員さんが創っていけばよいと考えています。第2弾、第3弾とこれからも引き続き宜しくお願いします。

株式会社アイ・エム・シー ユナイテッド様 http://www.imcu.co.jp/