「今のビジネスフォン、もう10年以上使っている」「テレワーク中に会社の電話に出られない」「オフィス移転のたびに配線工事が発生して費用がかかる」——こうした悩みを抱える中小企業は少なくありません。
結論からお伝えすると、ビジネスフォンの法定耐用年数は6年、部品供給が止まる実質の目安は7年です。機器が古くなっているなら、現状維持よりもクラウドPBXへの移行を検討するタイミングです。
この記事では、従来のビジネスフォンとクラウドPBXの違い、切り替えを判断する基準、失敗しやすいポイント、RIKEN TOKYOに相談できることをまとめて解説します。
ビジネスフォンとクラウドPBXは、「電話の機能をどこで制御するか」が根本的に異なります。
| 比較項目 | 従来のビジネスフォン(オンプレミス型) | クラウドPBX |
|---|---|---|
| PBX(主装置)の場所 | オフィス内に物理設置 | クラウド上 |
| 初期費用 | 高め(機器購入・工事費) | 低め(機器不要または最小限) |
| 月額コスト | 低め(通話料・保守費のみ) | ライセンス数に応じた月額が継続発生 |
| 移転・増減対応 | 配線工事が必要 | 管理画面から変更可能 |
| テレワーク対応 | 基本的に不可 | スマホ・PCから会社番号で発着信可能 |
| 障害リスク | 主装置が故障すると全回線停止 | 提供会社側で冗長化 |
| 保守サポート | 部品供給が7年で終わるケースが多い | 提供会社がアップデート・保守 |
PBX(Private Branch Exchange)とは、複数の外線と内線をつなぐ電話交換機のことです。従来はオフィス内に物理的に設置する必要がありましたが、クラウドPBXではこの機能をインターネット経由で利用します。物理機器の設置・保守が不要になり、インターネット環境があればどこからでも使えるようになります。
ビジネスフォンを見直す最適なタイミングは、次の3つです。
ビジネスフォンの法定耐用年数は6年です。さらに、メーカーが修理用部品を保有する期間は新規販売終了後7年が一般的です。この期間を過ぎると、故障しても修理できない可能性があります。
主装置(親機)が故障すると、社内のすべての外線・内線が一斉に止まります。修理部品の取り寄せに数日かかれば、その間の電話対応が完全に停止します。「まだ使えているから」と先送りするほど、突然のリスクが高まります。
オフィスを移転する際、従来型のビジネスフォンは配線の引き直しや機器の再設置が必要です。移転費用のなかで「電話工事」が意外と高くつくことはよくあります。
移転のタイミングでクラウドPBXへ切り替えると、配線工事が不要または最小限になるため、コストと手間を同時に削減できます。また、電話番号もそのまま引き継げるケースがほとんどです。
テレワーク中に会社の代表番号へかかってきた電話をオフィスにいる社員しか取れない、あるいは複数拠点間の内線が使えないといった状況になっているなら、電話環境の見直しを検討する時期です。
クラウドPBXであれば、スマートフォンやPCにアプリをインストールするだけで、自宅や外出先から会社番号での発着信・内線転送が可能になります。
クラウドPBXへの移行で失敗するケースには、共通したパターンがあります。
クラウドPBXは通話品質がインターネット回線に依存します。帯域が細い、または不安定な回線環境では、通話中にノイズが入ったり、途切れたりすることがあります。
導入前に、現在のネットワーク環境が音声通信に対応できるかを確認することが必要です。場合によっては、回線の増強や音声通信向けの優先制御(QoS設定)が必要になります。
クラウドPBXへ移行する際、FAXや警備システムなどアナログ回線を使っている機器が残っていることがあります。これらは別途対応が必要なため、事前に棚卸しをしておかないと移行後に使えなくなるトラブルが発生します。
社内にIT専任担当者がいない場合、クラウドPBXの設定変更や障害対応を自社でまかなうのは難しいケースがあります。月額費用が安くても、問い合わせ対応が遅かったり、設定サポートが有償だったりすると、運用コストが増えます。
RIKEN TOKYOの視点 オフィス移転の相談の中で「電話もどうにかしたい」とまとめてご相談いただくケースが増えています。ネットワーク工事と電話システムを別々の業者に頼んでいると、回線の品質トラブル時にどちらの問題か判断できなくなることがあります。RIKEN TOKYOでは、ネットワーク環境の確認から電話システムの選定・設定・工事まで一貫して対応できるため、こうした「間に落ちる問題」が起きにくい体制を整えています。
自社に合う電話システムを選ぶための判断基準を整理します。
| 判断項目 | 確認すること | クラウドPBX向き | 従来型ビジネスフォン向き |
|---|---|---|---|
| テレワーク・外出対応 | 外出先や自宅から電話に出る必要があるか | ◎ | △ |
| 初期費用 | 初期投資を抑えたいか | ◎ | △ |
| 拠点数 | 複数拠点の内線を統合したいか | ◎ | △ |
| 通話品質 | 電話業務の比重が高く、クリアな音質が必要か | △〜◯ | ◎ |
| 長期コスト | 5〜10年単位でのTCOを重視するか | △(月額累積に注意) | ◯ |
| IT管理負荷 | 社内でシステム管理できる体制があるか | △(サポート確認要) | ◯(慣れた運用) |
概算費用を確認したい方へ 現在の機器の状況や必要な回線数・端末数によって費用は大きく変わります。 予算申請や社内検討のために、まずは概算見積をご依頼ください。 スピードお見積りを依頼する
電話システムの見直しは、次の順番で進めると失敗しにくくなります。
何から始めるべきか迷っている方へ 電話システムの見直しは、ネットワーク・回線・機器・コストが複雑に絡み合います。 RIKEN TOKYOでは、現状の棚卸しと課題整理から一緒に進められます。 無料相談をする
RIKEN TOKYOでは、ビジネスフォン・クラウドPBXの導入・切り替えに関して、選定から工事・運用まで一貫して相談できます。
特に、「電話だけ相談できる業者」ではなく、オフィス移転・ネットワーク工事・Microsoft 365・セキュリティとまとめて整備できる点が特長です。電話システムを変えるタイミングは、オフィス全体のIT環境を見直す好機でもあります。
| 支援内容 | 具体例 |
|---|---|
| 現状整理 | 機器・回線・コストの棚卸し、課題の優先順位整理 |
| 選定サポート | クラウドPBX・従来型ビジネスフォンの比較・提案 |
| ネットワーク工事 | 回線増強、QoS設定、LAN配線 |
| 機器・設定 | 電話機・アプリ設定、番号ポータビリティ対応 |
| 運用サポート | 設定変更対応、障害時の問い合わせ窓口 |
電話システムの見直しをオフィス移転や働き方改革のタイミングに合わせて進めたい場合は、課題から探すページから現状の困りごとを確認するのもおすすめです。
ビジネスフォンとクラウドPBXの選択で押さえるべきポイントを整理します。
電話システムの見直しをお考えの方は、RIKEN TOKYOにお気軽にご相談ください。ネットワークやオフィス環境とまとめて整理することで、無駄のない進め方をご提案します。
法定耐用年数は6年ですが、メーカーの部品供給は新規販売終了後7年が一般的です。7年を超えている機器は、故障した際に修理できない可能性があるため、切り替えを検討する段階と考えてください。
ほとんどのクラウドPBXサービスでは、番号ポータビリティ(MNP)または番号引き継ぎに対応しています。ただし、番号の種類(固定電話番号・IP電話番号など)によって条件が異なるため、選定時に確認が必要です。
導入できます。ただし、初期設定や運用中の設定変更をどこまで自社で対応できるかによって、サポートが手厚いサービスを選ぶことが重要です。RIKEN TOKYOでは、情シス不在・兼任の企業でも運用しやすいよう、設定から操作説明まで支援します。
相談できます。RIKEN TOKYOでは、オフィス移転に伴うネットワーク工事・電話システムの切り替え・PC環境の整備をまとめて対応できます。複数の業者を調整する手間を省けるため、移転準備の負担を大きく減らせます。
クラウドPBXへの移行後も、アナログFAX機を使い続ける場合はアダプター(ATA)を使った接続、またはFAXをクラウドサービスに移行する方法があります。既存のFAX・アナログ回線の棚卸しを事前に行うことが重要です。