オフィスのネットワーク工事は、レイアウトや内装に比べて後回しにされがちです。
しかし結論からお伝えすると、ネットワーク工事は移転・リニューアルのスケジュールの中でも特に前倒しの確認が必要な項目です。
この記事では、ネットワーク工事で確認すべきポイント、よくある失敗、進め方、RIKEN TOKYOに相談できることを解説します。
オフィスのネットワーク工事とは、インターネット回線の引き込みから、LAN配線、Wi-Fiアクセスポイントの設置、スイッチ・ルーターの設定、電話システムとの連携までを含む一連の工事のことです。
物件選定の段階で確認する工事区分や電源容量とは異なり、この記事では「回線を契約してから、実際に社内ネットワークとして使える状態にするまで」に焦点を当てて解説します。
物件選定の段階で確認すべき工事区分・電源容量・OAフロアについては、別記事もあわせてご確認ください。
| 項目 | 物件選定段階の確認事項 | ネットワーク工事段階の確認事項 |
|---|---|---|
| タイミング | 契約前 | 契約後〜稼働直前 |
| 主な内容 | 工事区分・電源容量・OAフロアの有無 | 回線契約・配線ルート・Wi-Fi設計・電話連携 |
| 担当 | 総務・不動産仲介会社 | 通信事業者・工事業者・ICTベンダー |
移転プロジェクトでは、内装デザインやレイアウトの検討が優先されやすく、ネットワーク工事は「工事業者に任せておけば何とかなる」と考えられがちです。
しかし、回線の切り替えには申し込みから開通まで一定の期間が必要なため、着手が遅れると稼働日に間に合わなくなるリスクがあります。
ネットワーク工事の確認を後回しにすると、次のような失敗が起こりやすくなります。
インターネット回線や電話回線の移転手続きは、申し込みから開通まで数週間から1ヶ月以上かかる場合があります。
レイアウト確定後に申し込むと、稼働開始日に回線が間に合わないことがあります。
座席配置や什器の配置を先に決めてしまうと、あとから「この場所に配線が通せない」「LANポートが足りない」といった問題が判明することがあります。
フリーアドレスやABWを導入する場合、従来の固定席前提の設計よりも広い範囲で安定した通信が必要になります。
アクセスポイントの数や配置を検討しないまま導入すると、電波が届きにくいエリアが生まれます。
クラウドPBWやクラウド型電話サービスを導入する場合、既存のネットワーク環境の帯域や設定によっては、音声品質が安定しないことがあります。
RIKEN TOKYOの視点
RIKEN TOKYO自身も、東京支店をWeWork丸の内へ移転した際、ネットワーク・電話・Microsoft 365環境の整備を並行して進めた経験があります。
配線やアクセスポイントの設計を先に検討したうえでレイアウトを決めたことで、稼働後の「電波が届かない」「配線が足りない」といったトラブルを防ぐことができました。
ネットワーク工事で確認すべき項目を、5つの観点に整理します。
| 確認項目 | 確認すべきこと | 失敗しやすい状態 |
|---|---|---|
| 回線・ISP | 移転先で利用できる回線の種類、開通までの期間 | 申し込みが遅く稼働日に間に合わない |
| 配線設計 | LANポートの数と配置、配線ルート | レイアウト確定後に配線不足が判明する |
| Wi-Fi設計 | アクセスポイントの台数・配置、電波の届く範囲 | フリーアドレス導入後に電波が届かないエリアが出る |
| 電話連携 | 電話システムの種類とネットワーク環境との相性 | 音声品質が不安定になる |
| セキュリティ | UTM・ファイアウォールの設置、アクセス権限設計 | 移転後にセキュリティ設定が旧環境のまま |
回線の移転手続きは、電話番号が変わる可能性がある点も含めて、早めに通信事業者へ確認しておくことが重要です。
概算費用を確認したい方へ
ネットワーク工事の費用は、回線の種類や配線範囲、施工内容によって変わります。
予算申請や社内検討のために、まずは概算見積をご依頼ください。
RIKEN TOKYOでは、オフィス移転・リニューアルにともなうネットワーク工事について、物件選定の段階から相談を受け付けています。
| 支援内容 | 具体例 |
|---|---|
| 現状整理 | 現在の回線・電話環境の棚卸し、移転先での利用可否確認 |
| 設計 | LAN配線ルート、Wi-Fiアクセスポイント配置、電話連携の設計 |
| 導入 | 回線切替手続き、配線工事、機器設置、セキュリティ設定 |
| 運用 | 稼働後の動作確認、トラブル対応、見直し提案 |
内装・家具だけでなく、ネットワーク・電話・電源・Microsoft 365環境までまとめて相談できる点が、RIKEN TOKYOの特長です。
オフィスのネットワーク工事で押さえるべきポイントを整理します。
オフィスのネットワーク工事でお悩みの方は、RIKEN TOKYOにお気軽にご相談ください。
現状の困りごとを伺ったうえで、無理のない進め方をご提案します。
最新のオフィスづくりを体感したい方は、RIKEN TOKYOのオフィスツアーもあわせてご活用ください。
オフィス移転全体の準備を整理したい方は、オフィス移転チェックリスト2026もご覧ください。
物件が決まった段階で早めに検討を始めることをおすすめします。回線の申し込みから開通まで一定の期間がかかるため、レイアウト確定と並行して配線ルートやWi-Fi設計を進めると失敗しにくくなります。
移転先の住所によって、電話番号を継続利用できる場合とできない場合があります。回線の収容局が変わる場合は番号が変更になる可能性があるため、早めに通信事業者へ確認することをおすすめします。
固定席前提の設計に比べて、より広い範囲で安定したWi-Fi環境が必要になります。アクセスポイントの台数や配置を、レイアウトに合わせて再検討することが重要です。
相談できます。RIKEN TOKYOでは、情シス不在・兼任の中小企業からのご相談も多くお受けしており、現状整理から工事、稼働後の運用まで段階的に支援します。
可能です。回線の種類や配線範囲がある程度決まっている場合は、スピードお見積りフォームからご相談ください。