社内で使っているADサーバー、購入や入れ替えから何年経っているか把握できていますか。Windows Server 2012/2012 R2の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)は2026年10月に終了予定で、古いADサーバーを使い続けるリスクは年々高まっています。この記事では、社内ADサーバーの老朽化サイン、更新やクラウド移行を検討すべきタイミング、判断基準、RIKEN TOKYOに相談できることを解説します。
社内ADサーバーとは、社員のアカウントやアクセス権限を一元管理するオンプレミスの認証基盤です。
Active Directory(AD)は、社員のログイン情報やファイルサーバー・複合機などへのアクセス権限を、社内に設置したサーバー上でまとめて管理する仕組みです。近年は、この認証基盤をクラウド上に置き換える「Microsoft Entra ID」(旧Azure Active Directory)への移行を検討する企業も増えています。
| 項目 | オンプレADサーバー | Microsoft Entra ID |
|---|---|---|
| 設置場所 | 自社サーバー室・ラック | クラウド(Microsoftが管理) |
| 主な用途 | 社内ネットワーク内の認証・権限管理 | クラウドサービス・リモートワーク時の認証 |
| 運用負荷 | OS更新・ハードウェア保守が自社負担 | 基盤の保守はMicrosoft側が実施 |
| 向いている企業 | 社内システムがオンプレ中心の企業 | クラウド利用・在宅勤務が多い企業 |
老朽化したADサーバーを放置すると、OSサポート終了によるセキュリティリスクと、ハードウェア故障リスクが同時に高まります。
Windows Serverには「メインストリームサポート」「延長サポート」という2種類のサポート期間があり、期限を過ぎるとセキュリティ更新プログラムが提供されなくなります。IPA(情報処理推進機構)も、サポートが終了したOSを使い続けると、新たな脆弱性が見つかっても修正されず、攻撃を受けるリスクが高まると注意を呼びかけています。
| OS | 延長サポート終了 | 備考 |
|---|---|---|
| Windows Server 2012 / 2012 R2 | 2023年10月 | ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)は2026年10月まで |
| Windows Server 2016 | 2027年1月 | 順次、移行の検討時期に入る |
| Windows Server 2019 | 2029年1月 | メインストリームサポートは2024年1月に終了済み |
| Windows Server 2022 | 2031年10月 | 現行の主力バージョン |
※サポート期限は今後変更される可能性があるため、導入時期が近い場合はMicrosoft公式の最新情報を必ず確認してください。
Windows Server 2012 R2をそのまま使っている企業では、ESU終了後、セキュリティ更新プログラムを受けられなくなる点に特に注意が必要です。
「まだ動いているから」という理由でADサーバーの更新を先送りすると、移行の選択肢が狭まり、コストも上がりやすくなります。
社内で「誰がADサーバーを管理しているか」があいまいなまま運用していると、OSのサポート終了時期を誰も把握していないケースがあります。障害発生時にサポートを受けられず、業務が停止するリスクがあります。
クラウド移行を検討する際、社内のすべてのシステムを一度に移行しようとして、業務システムとの連携確認が追いつかず、計画自体が止まってしまうケースもあります。
ADサーバーの更新やクラウド移行は、稼働年数とOSサポート状況を軸に、依存システムを洗い出してから判断するのが基本です。
| 判断項目 | 確認すべきこと | 失敗しやすい状態 |
|---|---|---|
| 稼働年数 | サーバーの購入・リプレイス時期 | 5年以上経過しても交換予定がない |
| OSサポート状況 | Windows Serverのサポート期限 | ESU期限を誰も把握していない |
| 依存システム | ADに紐づく業務システムの数と種類 | 洗い出しをしていないまま検討している |
| クラウド適性 | リモートワーク・クラウド利用の割合 | 判断せず全社一括で移行しようとする |
ADサーバーの更新・移行は、次の順番で進めると失敗しにくくなります。
何から始めるべきか迷っている方へ ADサーバーの更新は、機器を選ぶ前に依存システムと運用体制の整理が欠かせません。 RIKEN TOKYOでは、現状の困りごとを伺ったうえで、無理のない進め方をご提案します。 無料相談をする
RIKEN TOKYOでは、ADサーバーの更新やクラウド移行について、現状整理から導入・運用まで支援しています。オフィスのネットワーク環境とMicrosoft 365・セキュリティ対策を分けずに相談できる点が特長です。
| 支援内容 | 具体例 |
|---|---|
| 現状整理 | サーバー・ネットワークの棚卸し、依存システムの整理 |
| 設計 | オンプレ更新かEntra ID移行かの比較検討、移行計画づくり |
| 導入 | サーバー機器の選定・入れ替え、ネットワーク設定 |
| 運用 | アカウント管理の定着支援、見直し・改善提案 |
社内ADサーバーの更新・クラウド移行で押さえるべきポイントを整理します。
ADサーバーの更新やクラウド移行でお悩みの方は、RIKEN TOKYOにお気軽にご相談ください。機器更新や入れ替えを検討中の方は、まず概算見積からご依頼いただくことも可能です。
ハードウェアの保守期間とOSのサポート期限の両方を確認することが目安になります。一般的には5年前後で更新を検討する企業が多いですが、Windows Serverのサポート期限が先に到来する場合は、そちらを優先して判断してください。
すべてが不要になるわけではありません。プリンターや複合機など、社内ネットワーク内での接続が必要な機器は引き続き存在するため、ネットワーク構成を見直したうえで移行範囲を決めることが大切です。
相談できます。RIKEN TOKYOでは、情シス不在・兼任の中小企業でも進めやすいように、現状整理から導入・運用まで段階的に支援します。
可能です。更新したいサーバーや移行したい範囲がある程度決まっている場合は、スピードお見積りフォームからご相談ください。