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クラウドPBX導入の失敗例|よくある落とし穴と事前にできる対策

クラウドPBXへの切り替えを決めたものの、「導入してから後悔しないか不安」という中小企業の担当者は少なくありません。

結論からお伝えすると、クラウドPBXの失敗の多くは、導入前の確認不足が原因です。

この記事では、クラウドPBX導入でよくある失敗例、原因、事前にできる対策、RIKEN TOKYOに相談できることを解説します。

この記事の結論

  • クラウドPBXの失敗は、緊急通報・番号ポータビリティ・回線品質・現場定着の4点でよく起こります。
  • 多くの失敗は、契約前の確認と社内周知で防げます。
  • RIKEN TOKYOでは、現状の電話環境の棚卸しから選定・工事・運用定着まで一貫して支援できます。

クラウドPBXの失敗が起こりやすい理由

クラウドPBXは、電話交換機の機能をインターネット経由で利用する仕組みです。

物理的な機器の設置が不要な分、導入前に確認すべきポイントが従来のビジネスフォンとは異なります。

「安くなる」「便利になる」という説明だけを見て契約すると、運用開始後に想定外の制約に気づくケースが目立ちます。

特に中小企業では、電話回りの担当者が総務や情シスと兼任であることが多く、専門的な確認が後回しになりやすい点も一因です。

失敗例1:緊急通報ができないことを知らなかった

クラウドPBXのうち、IP電話タイプの多くは110番・119番などの緊急通報に対応していません。

これは総務省が、発信者の位置情報を特定できないIP電話からの緊急通報を認めていないためです。

総務省の規定では、緊急通報を扱う設備に対して、発信端末の情報と位置情報を通知する機能を持つことが求められています(参照:総務省|緊急通報の機能)。

この制約を知らずに導入すると、オフィス内で救急対応が必要な事態が起きた際に、通常の電話がすぐに使えず対応が遅れるリスクがあります。

対策

  • 契約前に、緊急通報への対応可否をサービスごとに確認する
  • 緊急通報が必要な場面では、携帯電話の標準電話アプリなど代替手段を社内で周知しておく
  • 全社員がスマートフォンを携帯するか、固定電話を一部残すかを検討する

失敗例2:電話番号(市外局番)を維持できなかった

「03」などの現在の市外局番をそのまま使えると思い込んで契約し、実際には番号が変わってしまう失敗もよくあります。

番号ポータビリティの可否は、現在の回線種別・移行先のサービス・利用地域によって異なります。

名刺やWebサイト、取引先への周知が済んだ後に番号が変わると、社内外への案内をやり直す手間が発生します。

対策

  • 契約前に、現在の回線種別(アナログ回線・ひかり電話など)を確認する
  • 番号ポータビリティの可否をサービス提供事業者に個別に確認する
  • 移転や電話工事のタイミングと合わせて検討する場合は、早めにスケジュールを組む

失敗例3:ネットワーク環境が原因で音声が不安定になった

クラウドPBXは、社内のインターネット回線を使って通話します。

そのため、既存のネットワークの帯域や品質によっては、通話中に音声が途切れる、遅延が発生するといったトラブルが起こります。

複合機のデータ通信や、他の業務システムと同じ回線を共有している場合、通話品質への影響はさらに大きくなります。

対策

  • 導入前に、現在のインターネット回線の速度・安定性を確認する
  • 電話専用の回線を分ける、または帯域を優先制御する設定を検討する
  • 拠点が複数ある場合は、拠点ごとの回線状況を個別に確認する

RIKEN TOKYOの視点 

東京の中小企業から「電話の音声が途切れる」というご相談をいただく際、原因が電話機ではなくネットワーク側の帯域不足だったケースは少なくありません。

RIKEN TOKYOでは、ネットワーク工事から電話システムの選定まで、原因の切り分けを含めて相談いただけます。

失敗例4:現場に定着せず、業務が混乱した

システム自体は問題なく導入できても、現場の従業員が操作に慣れず、かえって業務が混乱する失敗も多く見られます。

スマートフォンアプリやパソコンでの操作は、従来の固定電話機のように直感的ではない場合があるためです。

「転送のやり方がわからない」「私用スマホを業務に使うことに抵抗がある」といった声が出ると、定着が進まないまま元の運用に戻ってしまうこともあります。

対策

  • 導入前に、実際の操作画面を確認し、現場の従業員が使いやすいかを見る
  • 導入時に操作説明会を実施し、問い合わせ窓口を明確にする
  • 私用スマホの業務利用が前提になる場合は、事前に社内ルールを整理する

クラウドPBX導入の失敗を防ぐチェックリスト

  • 緊急通報への対応可否を確認している
  • 現在の市外局番を維持できるか確認している
  • 社内のネットワーク回線の品質を確認している
  • 複合機など他の通信機器との回線共有を確認している
  • 操作画面の使いやすさを社員の視点で確認している
  • 導入時の説明会・問い合わせ窓口を用意している

判断項目別の確認ポイント

判断項目確認すべきこと失敗しやすい状態
緊急通報サービスが緊急通報に対応しているか契約後に非対応だと気づく
電話番号現在の市外局番を維持できるか案内済みの番号が変わってしまう
回線品質社内ネットワークの帯域・安定性通話中に音声が途切れる
現場定着操作画面のわかりやすさ、説明会の有無従業員が使いこなせず元に戻る

概算費用を確認したい方へ 

導入する機器や回線構成、拠点数によって費用は変わります。

予算申請や社内検討のために、まずは概算見積をご依頼ください。 

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RIKEN TOKYOが支援できること

RIKEN TOKYOでは、クラウドPBXの導入に関する相談から、選定・工事・運用定着まで一貫して支援しています。

特に、電話単体ではなく、社内ネットワークや複合機との関係も含めて確認できる点が特長です。

支援内容具体例
現状整理現在の回線種別・番号・ネットワーク環境の棚卸し
選定緊急通報対応・番号ポータビリティを踏まえたサービス比較
導入工事・設定・番号移行手続きの調整
定着支援操作説明会の実施、導入後の問い合わせ対応

クラウドPBXへの切り替え自体の判断基準や選び方については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

 ビジネスフォンをクラウドPBXに切り替えるべき?判断基準と選び方

まとめ

クラウドPBX導入の失敗で押さえるべきポイントを整理します。

  1. 緊急通報・番号ポータビリティ・回線品質・現場定着の4点を契約前に確認する
  2. 多くの失敗は、確認不足と社内周知不足が原因になっている
  3. ネットワーク環境や複合機との回線共有まで含めて検討することが重要
  4. RIKEN TOKYOでは、現状整理から導入・定着支援まで相談できる

クラウドPBXの導入でお悩みの方は、RIKEN TOKYOにお気軽にご相談ください。

現状の電話環境を伺ったうえで、無理のない進め方をご提案します。

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よくある質問(FAQ)

Q. クラウドPBXでは110番・119番の緊急通報はできませんか?

IP電話タイプのクラウドPBXの多くは、位置情報を特定できないことを理由に緊急通報に対応していません。緊急時は、携帯電話の標準電話アプリなど別の手段を用意しておくことをおすすめします。

Q. 今使っている電話番号(市外局番)はそのまま使えますか?

現在の回線種別や移行先のサービスによって異なります。契約前に、番号ポータビリティの可否をサービス提供事業者に個別に確認する必要があります。

Q. 通話中に音声が途切れるのは、電話機の問題ですか?

電話機ではなく、社内のネットワーク回線の帯域や品質が原因であるケースが多く見られます。導入前に、現在の回線状況を確認しておくことが重要です。

Q. 情シス担当者がいなくても、失敗を防ぐ相談はできますか?

可能です。RIKEN TOKYOでは、情シス不在・兼任の中小企業でも進めやすいように、現状の棚卸しから選定・導入・定着支援まで段階的にサポートします。

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