RIKEN TOKYO オフィス移転 OA機器販売 これからの「働く」をつくる。 RIKENTOKYOはオフィス環境と仕組みのご提案で
お客様の「働く」を一緒につくっていきます。

ブログ

情シス担当者の退職に備えるEntra ID運用引き継ぎガイド|属人化を防ぐ方法

情シス担当者の退職や異動が決まったとき、「Entra ID(旧Azure AD)の管理者パスワードを本人しか知らない」という状況に気づく中小企業は少なくありません。

結論からお伝えすると、引き継ぎは退職の直前ではなく、日常の運用の中で少しずつ形にしておくことが現実的です。

この記事では、Entra ID運用が属人化する原因、引き継ぎで最低限整理すべき項目、退職・異動が決まってからの進め方、RIKEN TOKYOに相談できることを解説します。

この記事の結論

  • Entra ID運用の属人化は、管理者アカウントと設定情報が「担当者の頭の中」にしかない状態が原因です。
  • 引き継ぎでは、管理者権限・条件付きアクセスポリシー・ライセンス配布状況の3点を優先して整理します。
  • 退職・異動が決まってからでは間に合わないため、平常時から引き継ぎ資料を更新しておくことが現実的です。
  • RIKEN TOKYOでは、現状のEntra ID環境の棚卸しから引き継ぎ資料作成、運用体制づくりまで一貫して支援できます。

Entra IDの引き継ぎとは?

Entra IDの引き継ぎとは、管理者アカウントの権限・設定内容・運用ルールを、後任者や外部パートナーが再現できる状態にすることです。

単にパスワードを伝えるだけでは、なぜその設定にしているかがわからず、変更や障害対応のたびに手が止まってしまいます。

引き継ぎと単なる情報共有の違い

項目単なる情報共有引き継ぎ
目的パスワードやIDを伝える後任者が判断・運用できる状態にする
主な対象ログイン情報権限設計・ポリシーの理由・運用ルール
失敗しやすい点退職直前に口頭で済ませる資料化せず属人化が再発する

Entra ID運用が属人化する背景

中小企業では、情シス担当者が一人、あるいは総務担当者が兼任しているケースが多く、Entra IDの設定を相談しながら決められる相手がいません。

その結果、設定の理由や変更履歴が担当者の記憶だけに残り、資料化が後回しになりやすくなります。

特にMicrosoft 365導入時に外部業者へ設定を任せきりにしていた場合、社内に情報がほとんど残っていないこともあります。

引き継ぎでよくある失敗

引き継ぎでよくある失敗は、退職・異動が決まってから慌てて資料を作ろうとすることです。

限られた期間では、設定の背景まで正確に伝えきれません。

失敗例1:管理者アカウントが個人任せになっている

グローバル管理者権限が特定の個人アカウントに集中しており、退職と同時にアカウントを無効化すると誰も管理操作ができなくなるケースです。

緊急時に備えたサブ管理者アカウントを用意していないと、パスワードリセットすらできなくなります。

失敗例2:条件付きアクセスの設定理由が残っていない

「なぜこのポリシーを設定したか」が記録されていないと、後任者は変更してよいか判断できず、そのまま放置されがちです。

放置された古いポリシーが、新しいツール導入の妨げになることもあります。

RIKEN TOKYOの視点 

RIKEN TOKYOがご相談を受ける中小企業の中には、「前任の担当者が退職してから、誰も管理者ポータルにログインできなくなった」というケースが実際にあります。

多くの場合、管理者アカウントが1つしかなく、多要素認証の登録先も本人のスマートフォンのみという状態でした。

こうした状況では、まず現在の管理者権限とライセンス配布状況の棚卸しから着手しています。

引き継ぎを進める手順

Entra IDの引き継ぎは、次の順番で進めると属人化を防ぎやすくなります。

退職の連絡を受けてから動くのではなく、平常時からの積み重ねが前提になります。

  1. 管理者アカウントの一覧と権限範囲を整理する
  2. 条件付きアクセスポリシーの内容と設定理由を記録する
  3. ライセンス割り当てとグループ構成を棚卸しする
  4. 緊急連絡先・サブ管理者アカウントを用意する
  5. 引き継ぎ資料を作成し、定期的に更新する

何から始めるべきか迷っている方へ 

ツール選定の前に、まずは現在のEntra ID環境がどうなっているかを整理することが大切です。

RIKEN TOKYOでは、現状の困りごとを伺ったうえで、無理のない進め方をご提案します。 

無料相談をする

退職・異動が決まってからの動き方

退職・異動の連絡を受けたら、通常業務と並行して次の対応を進める必要があります。

  • グローバル管理者アカウントを最低2つ以上に分散させる
  • 退職者本人のアカウントの多要素認証登録を後任者側でも確認できるようにする
  • 条件付きアクセスポリシーの一覧をエクスポートし、設定理由を追記する
  • 外部委託先がいる場合は、連絡窓口を退職者以外に変更する
  • 退職日以降のアカウント無効化・削除の手順とタイミングを決めておく

期間が短い場合は、すべてを完璧に整理しようとせず、優先順位をつけて対応することが重要です。

特に管理者権限の分散と多要素認証の確認は、最優先で対応すべき項目です。

RIKEN TOKYOが支援できること

RIKEN TOKYOでは、Entra IDの現状調査から引き継ぎ資料の作成、運用体制づくりまで支援しています。

特に、情シス不在・兼任の中小企業でも進めやすい形でサポートしている点が特長です。

支援内容具体例
現状整理管理者アカウント・ライセンス・ポリシーの棚卸し
資料化引き継ぎ資料・運用マニュアルの作成支援
体制づくりサブ管理者の設定、外部パートナーとの役割分担
継続支援定着後の見直し・設定変更の相談窓口

RIKEN TOKYOの東京支店自身も、専任の情シス担当者を置かずにMicrosoft 365環境を運用してきた経験があります。

限られた人数でも、資料と役割分担さえ整えれば運用は回るという実感をもとに、中小企業の引き継ぎ支援を行っています。

まとめ

Entra ID運用の引き継ぎで押さえるべきポイントを整理します。

  1. 属人化は管理者アカウントと設定理由が個人の記憶に依存することで起きる
  2. 引き継ぎは退職直前ではなく、平常時からの資料化が現実的
  3. 管理者権限の分散と多要素認証の確認は最優先で対応する
  4. RIKEN TOKYOでは、現状整理から資料作成・体制づくりまで相談できる

Entra ID運用の引き継ぎでお悩みの方は、RIKEN TOKYOにお気軽にご相談ください。

現状の困りごとを伺ったうえで、無理のない進め方をご提案します。

無料相談をする

まずは自社の状況を確認したい方へ 

Microsoft 365を導入済みでも、メールとTeams以外を使えていない企業は少なくありません。

RIKEN TOKYOでは、活用状況を整理できる「Microsoft 365 活用度チェック」をご用意しています。 

Microsoft 365 活用度チェックを確認する

よくある質問(FAQ)

Q. 情シス担当者が急に退職した場合、まず何をすべきですか?

まずは管理者アカウントの権限とパスワードの管理状況を確認してください。グローバル管理者が1人しかいない場合は、サブ管理者アカウントの用意を最優先で進める必要があります。

Q. 引き継ぎ資料には何を記載すればよいですか?

管理者アカウントの一覧、条件付きアクセスポリシーの内容と設定理由、ライセンス割り当て状況、外部委託先の連絡先を記載します。設定の背景まで記録しておくと、後任者が判断しやすくなります。

Q. 情シス担当者がいない会社でも引き継ぎ体制は作れますか?

作れます。RIKEN TOKYOでは、情シス不在・兼任の中小企業でも進めやすいよう、現状整理から資料作成、外部パートナーとの役割分担まで支援しています。

Q. 条件付きアクセスの設定を変更しても問題ないか判断できません。相談できますか?

相談できます。既存のポリシーを確認したうえで、変更によって業務にどのような影響が出るかを整理してからご提案します。

Q. 引き継ぎの相談だけでも対応してもらえますか?

対応できます。導入や機器の検討がまだ決まっていない段階でも、現状の困りごとを伺うところから相談を受け付けています。

その他のブログ

相談
見積
PAGE
TOP