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オフィスのネットワーク工事とVPN導入、中小企業が失敗しない進め方

社員がリモートワークで社内システムにつながらない、新オフィスに移転したらネットワークが遅くなった、VPNを入れたがトラブルが絶えない——このような悩みを持つ中小企業の経営者・管理部門責任者は少なくありません。

結論からお伝えすると、ネットワーク工事とVPN導入は「IT担当者に任せる」だけでは失敗しやすい領域です。設計段階から目的・利用人数・セキュリティ要件を明確にして進めることが、コストと運用トラブルを減らすカギになります。

この記事では、オフィスのネットワーク構築・VPN導入の基礎知識、よくある失敗例、進め方の手順、RIKEN TOKYOに相談できることを解説します。


この記事の結論

  • VPNは「社内ネットワークへの安全なリモートアクセス」と「拠点間接続」の2種類があり、目的によって選ぶべき仕組みが異なります。
  • ネットワーク工事は内装や電源工事と同時進行が必要で、オフィス移転・リニューアルのタイミングが見直しの好機です。
  • 情シス不在の中小企業では、設計・設置・運用までまとめて依頼できる相談先を確保することが導入成功の条件になります。
  • RIKEN TOKYOでは、ネットワーク設計から工事・VPN設定・UTM導入まで、オフィス移転とセットで対応できます。

VPNとは?オフィスネットワークの基礎を整理する

VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット上に暗号化された仮想の専用経路を作る技術です。この経路を通ることで、外部から社内ネットワークに安全につながることができます。

ただし、VPNには用途の異なる2種類があります。混同したまま導入を進めると、目的に合わない仕組みを入れてしまうことがあります。

リモートアクセス型VPNと拠点間VPNの違い

種類目的主な利用シーン
リモートアクセス型VPN外出先や自宅から社内ネットワークに接続するテレワーク、外回り中の業務
拠点間VPN(サイト間VPN)本社と支社・工場など複数拠点のネットワークを接続する多拠点企業、営業所との連携

一般的に中小企業がテレワーク対応で検討するのはリモートアクセス型ですが、複数拠点を持つ場合は拠点間VPNも合わせて設計する必要があります。

ネットワーク工事が必要になる主なタイミング

  • オフィス移転・リニューアル
  • 拠点の追加・統廃合
  • 従業員増員に伴う回線・スイッチの増設
  • Wi-Fiの整備(フリーアドレス導入時など)
  • セキュリティ要件の強化(UTM導入)

オフィス移転の場合、ネットワーク工事は内装工事・電源工事と並行して進める必要があります。後からやり直すと配線を引き直す工事が発生し、費用が大幅に増える点に注意が必要です。


中小企業のネットワーク・VPN導入でよくある失敗

ネットワーク工事やVPN導入の相談を受ける中で、情シス不在・兼任の中小企業では以下のような失敗が多く見られます。

失敗例1:移転後にネットワーク工事が後回しになった

内装・什器の手配を優先するあまり、ネットワーク工事の発注が遅れるケースがあります。移転直後に回線工事・配線工事の業者を手配しようとしても、着工まで時間がかかり、業務開始から数週間ネットワークが不安定な状態が続くことがあります。

オフィス移転では、入居予定日の3〜4ヶ月前からネットワーク設計を始めることが現実的です。

失敗例2:VPNを入れたが速度が遅く、現場から使われなくなった

VPNは暗号化処理によって通信に一定の負荷がかかります。利用人数・接続端末数・通信するファイルサイズを考慮せずに機器を選定すると、接続速度が実用に耐えないレベルになることがあります。

また、VPN経由でアクセスできるファイルサーバーがオンプレミスに残ったままの場合、クラウドへの移行と合わせた設計が必要です。

失敗例3:VPNのセキュリティ対策が不十分だった

VPNを導入した後は「つながれば安全」という誤解が生まれやすくなります。しかし、VPN機器自体の脆弱性を突いた攻撃は近年増加しており、ファームウェアの定期更新・多要素認証の設定・UTMとの組み合わせが不可欠です。

情シス担当者がいない企業では、初期設定後に設定変更や更新が放置されるケースが目立ちます。

RIKEN TOKYOの視点 東京の中小企業から相談を受ける中で、「VPNを導入済みだが、誰も管理できていない」という状況は珍しくありません。VPN機器のファームウェア更新が数年止まっている、初期パスワードのまま運用しているケースもあります。RIKEN TOKYOでは、導入後の運用管理を含めてご提案しています。


ネットワーク工事・VPN導入を進める手順

ネットワーク工事やVPN導入は、目的の整理から始めることで、後からやり直すコストを最小限に抑えられます。

1. 現状の課題と目的を整理する 「なぜネットワーク工事が必要なのか」「VPNで何を実現したいのか」を言語化します。テレワーク対応なのか、拠点間接続なのか、セキュリティ強化なのかによって、選ぶ手段が変わります。

2. 利用人数・端末数・接続する拠点数を確認する 同時接続人数が多い場合は、VPNルーターの処理能力が重要になります。将来の増員・拠点追加も見越した設計が必要です。

3. オフィス移転・リニューアルと同期させる ネットワーク工事は電源・配線工事と同時に進めることで、工事費用と工期を抑えられます。移転タイミングが確定したら、早期に相談先を決めることが重要です。

4. 機器・方式を決める インターネットVPN(UTM内蔵ルーターなど)か、クラウド型VPNか、IP-VPNかを、コスト・セキュリティ要件・運用体制に合わせて選定します。

5. 設置・設定・社員展開を計画する VPNクライアントの各端末へのインストール、多要素認証の設定、社員への使い方説明まで含めて計画します。導入後の問い合わせ先・サポート体制も確認します。

6. 運用体制を決める ファームウェア更新・パスワード管理・障害時の対応フローを誰が担うかを決めます。情シス不在の場合は、外部サポートを含めた運用設計が必要です。

概算費用を確認したい方へ 導入する機器の種類や接続拠点数、オフィスの規模によって費用は大きく変わります。予算申請や社内検討のために、まずは概算見積をご依頼ください。 スピードお見積りを依頼する


インターネットVPN・クラウドVPN・IP-VPNの違い

VPNの方式は大きく3種類に分かれます。中小企業では、コストと運用負荷のバランスからインターネットVPNまたはクラウドVPNを選ぶことが多いです。

方式特徴向いている企業コスト感
インターネットVPN既存回線を使い、UTMやルーターでVPN構築30〜100名規模、テレワーク対応機器費用+設定費
クラウドVPNクラウド上でVPNを提供するサービスを利用自社サーバー不要、拠点が少ない月額課金
IP-VPN通信事業者の閉域ネットワークを利用拠点間通信の品質・安定性重視高め(拠点ごとに月額)

なお、クラウドサービス(Microsoft 365・SharePointなど)を中心に業務を設計している場合、社内ファイルサーバーへのアクセスが不要になり、VPNの役割が変わることがあります。クラウド活用状況も含めて設計を見直すことが重要です。


ネットワーク設計で確認すべきチェックリスト

設計・発注の前に、以下を整理しておくと相談がスムーズになります。

  • VPNが必要な目的(テレワーク、拠点間接続)が明確になっている
  • 同時接続する社員・端末の最大数を把握している
  • 接続する拠点数・場所が確定している
  • 社内にオンプレミスのサーバーがあるか確認した
  • ネットワーク工事のタイミングとオフィス移転・内装工事が連動している
  • UTM・ファイアウォールとの組み合わせを検討した
  • 多要素認証の設定を計画に含めている
  • 導入後の管理・更新をどこが担うか決めている

RIKEN TOKYOが支援できること

RIKEN TOKYOでは、ネットワーク工事とVPN導入に関して、現状整理から設計・工事・設定・運用まで対応しています。特に、情シス不在・兼任の中小企業でも進めやすいよう、まとめて相談できる体制を整えています。

支援内容具体例
現状整理・設計利用人数・拠点数・セキュリティ要件の整理、方式選定
ネットワーク工事回線手配、配線工事、Wi-Fi整備(オフィス移転・リニューアルと同時対応可)
VPN設定インターネットVPN、FortiGateなどUTM一体型の設定・導入
セキュリティ連携UTM・EDR・多要素認証との組み合わせ設計
運用サポートファームウェア更新、障害時対応、設定変更のサポート

また、RIKEN TOKYOではオフィス移転と同時にネットワーク工事・電話工事・Microsoft 365の設定変更まで対応できます。移転に合わせてネットワーク環境を見直したい場合は、まとめてご相談ください。

詳しくはこちら:RIKEN TOKYOのICT・ネットワーク支援


まとめ

オフィスのネットワーク工事・VPN導入で押さえるべきポイントを整理します。

  1. VPNにはリモートアクセス型と拠点間型があり、目的に合った方式を選ぶことが重要
  2. ネットワーク工事は内装・電源工事と同時進行が基本。移転前3〜4ヶ月が設計の目安
  3. 導入後の運用管理(ファームウェア更新・多要素認証・障害対応)まで設計に含める
  4. 情シス不在の場合は、設計・設置・運用をまとめて依頼できる相談先を確保する

ネットワーク工事・VPN導入でお悩みの方は、RIKEN TOKYOにご相談ください。現状の利用環境と課題を伺ったうえで、規模に合った進め方をご提案します。

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よくある質問(FAQ)

Q. 情シス担当者がいなくてもネットワーク工事・VPN導入を相談できますか?

相談できます。RIKEN TOKYOでは、情シス不在・兼任の中小企業でも進めやすいよう、現状整理から設計・工事・設定・運用サポートまで一貫してご対応しています。

Q. オフィス移転のタイミングでネットワークも見直したい場合、いつ相談すればよいですか?

移転予定日の3〜4ヶ月前を目安にご相談ください。内装・電源工事と同時に進めることで、工事費用と工期を抑えられます。移転日が近い場合も、まずはご連絡ください。

Q. VPNを導入済みですが、セキュリティが不安です。見直しはできますか?

対応可能です。現在の機器構成・設定状況・運用体制を確認したうえで、ファームウェア更新の対応や、UTM・多要素認証の追加など、現状に合った改善をご提案します。

Q. 見積だけでも依頼できますか?

可能です。導入したい機器や規模がある程度決まっている場合は、スピードお見積りフォームからご相談ください。概算の費用感を早期に確認できます。

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