Facebook

menu

お客様事例記事

これまでの当たり前をスクラップ&ビルドする

オフィス改革支援

ドキュメント・ソリューション

2020.03.16

コベルコ建機エンジニアリング株式会社様

左から、大坂様、里信様、峰様、営業担当の津田主任

KOBELCO」神戸製鋼グループで、建設機械の開発・生産を行うコベルコ建機株式会社(以下、コベルコ建機)の技術情報、広報・広告コンテンツの制作を担っているコベルコ建機エンジニアリング株式会社(以下、コベルコ建機エンジニアリング)様。

このたび、取材にご協力いただいたのは情報ソリューション部 コミュニケーションデザイングループ グループ長 大坂正裕様、技術情報グループ 係長 峰麻文様、主任 里信毅様です。

IMG_4842
IMG_4928

□時代の変化への対応が急務!

ありがたいことに、この10年間でコベルコ建機の国内シェア及び販売台数は伸張しています。五日市工場の生産台数も増え、出荷機に搭載する取扱説明書などの印刷物も増えました。

一方、印刷業務の現場では定年による減員で現在は社員一人が従事しています。これまでは、残業や社外印刷会社様のご協力でなんとか乗り切ってきましたが、昨今の“働き方改革”の一環で残業を抑えていかなければならないという会社方針もあり、仕事のやり方を変え、生産性を上げて残業を抑制するために抜本的な対策を講じる必要に迫られました。従来のように単純に高性能な設備に入れ替えたり、増設すれば解決できるというレベルは超えており、自社だけでの解決は不可能と考えておりました。何かドラスティックに変えていく必要があると判断し、御社にご相談させていただきました。

当初は御社を始め、印刷や編集を行う協力企業様や複合機メーカー様など、複数の企業様に相談させていただき、まずはアイデアや情報を集めました。

□スタートは共感から

もともと社内では、『ソフトウェアやシステム、機械設備を入れ替えただけでは大きな効果が得られる改善は難しいだろう。根本的に仕事のやり方を変えないと解決できない。』と考えていました。他の複数の企業様からのアイデアは、アウトソーシングや設備の入れ替えに留まっていましたが、当社と同じように社内に印刷業務を持っている御社から『作業プロセスを一から見直し、ドラスティックに仕事の流れを変えましょう!』の心強い一言が決め手となり、御社にお願いすることを決心しました。

□共感から共同作業へ

コベルコ建機エンジニアリング様と理研産業による共同プロジェクトをスタートさせました。

コベルコ建機様の製品は量産品ですが、印刷物の納期や出荷の時期、お客様の要望など細かい仕様変更が度々あります。これに柔軟かつタイムリーに対応していくには、アウトソーシングではなくコベルコ建機エンジニアリング様の社内で対応していかなければいけません。柔軟性と対応スピードは落とさず、どうやって業務効率を上げていくのか?が大きな課題でした。

まずはカメラを設置して現状の作業と動きを撮影させていただきました。ひとつひとつの工程を1分単位で計測して作業工程表にまとめていただきました。もちろん、食事やトイレの時間もすべてです。途方もない作業でしたが、表が形になってくると、プロジェクトでは、『これはいけるかも!』という手応えを感じてきました。同時に作業する里信様の作業スキルが非常に高いことが分かり、案件ごとになりがちだった作業手順を工程(印刷、裁断、製本など)ごとにまとめることで大幅な改革を実現できることが判りました。

 

作業の洗い出し ⇒ 作業プロセスを見える化 ⇒ 見直し・是正 ⇒

マニュアル化 ⇒ 業務効率化実現 ⇒ 生産性向上・収益拡大

 

また、属人化していたノウハウ等を組織として共有、後継者の育成も可能に!

IMG_4912

里信様に振り返っていただく

最初は『これ以上どうやって時間短縮し、効率を上げるのか?』という思いでしたが、プロジェクトが進むにつれて、上司や周りの方に『自分の仕事を知ってもらうことができ、さらには自分自身、仕事の見直しができる初めてのチャンスかも。』と思うようになりました。結果として2倍以上の印刷量が可能となり、今では以前の一ヶ月分の仕事量を5日でこなせるまでになりました。プロセスをマニュアル化出来たことで、他の人にもサポートしていただけるようになり、長期休暇も取りやすくなりました。今後は新たな付加価値を付けて、これまで出来なかった業務拡大にチャレンジしてみようと思っています。

 

【最後にグループ長の大坂様より】

大きな改善を実現するにはスクラップ&ビルドが必要です。まず、目標・改善効果を掲げ、次にその目標を達成するために何をするか・どうしたら実現できるか・何を捨てるかを考えます。

これまで私たちがやってきたことは部分最適でした。今回はプロセスを裸にし、一から見直すことで全体最適を実現することができました。当社はこれからも社内の生産性と付加価値を高め、印刷物やWebをはじめとする各種コンテンツを通じてお客様へより良いサポートを展開してきたいと思っています。

余談ですが、今回のプロジェクト活動が社内の優良表彰制度で認められました。大きな業務改善や事業貢献が表彰対象となるのですが、『自分たちでできる範囲だけで考えるのではなく、協力企業様と一緒により高い目標にチャレンジし実際に達成できたこと』が評価されたことは、これまでの業務改善活動に対する考え方を大きく変えるきっかけになりました。これからも理研産業様と弊社の強みを融合し、更なる現場改革に向けて共に歩んでいきたいと考えています。

 

 

取材にご協力いただいたコベルコ建機エンジニアリングの皆様、本当にありがとうございました。