煩雑な請求受領業務をスマートに、電帳法にも対応
DX
2025.10.14
【経理DX】株式会社ロジコムホールディングス様
これまでは、請求書のスキャニングに時間を取られていました
【はじめに】
株式会社ロジコムホールディングス様は、物流という枠に囚われることなくお客様のお役に立てる事を常に考え、実践されています。今回は請求書受領業務の改善事例をご紹介します。
【お客様のお悩み】
人手に頼る請求書処理の煩雑さが課題に
全国44拠点の事業所に届く請求書の総数は毎月 約2,000通あり、その半数が紙で届く状況となっていました。各営業所では紙の請求書をスキャニングし、電子化する作業を実施。更には、電子で届く請求書と合わせ、ファイル名のリネーム作業(取引先名+発生年月+担当営業所)も実施していました。それらの情報が5営業日内に本社経理部門に届き、経理部門では電子情報の請求書と仕入先様からの請求書の突合作業を、その日の内に実施する必要がありました。しかし営業所から請求書情報の遅れが発生することもあり、各処理の工程数の多さと請求受領業務の遅れが課題となっていました。
また、電子帳簿保存法への対応も人海戦術に頼る状況となっていました。
【お悩みに対するご提案】
大胆に、作業と管理をアウトソーシング
あらゆる請求書をオンラインで受け取り、請求書業務の効率化を行う経理DXサービス「Bill One」(Sansan株式会社)をご紹介しました。取引先の企業様から専用のクラウドに請求書を保存いただくだけで、仕訳入力、支払処理、保管・管理が自動化されるサービスです。
インボイス対応のチェックも行えますし、電子帳簿保存法の要件を満たし電子での管理が可能になります。
【お客様の声・感想】
理研産業を選んだ理由:豊富な経験と、情報提供の質と量
現在では取引先の半数以上が経理DXサービス「Bill One」へ請求書を送付いただける状況となっており、請求書の受領リードタイムは大幅に削減。締めに間に合わない請求書は概ね“0”を実現することができ、副産物として仮請求書の概念も払拭することができました。(今までは仮請求書を一度受け取って別途本請求書も受け取るフローでした)。併せて、属人的なExcel業務から脱却する事も叶いました。
また、紙の請求書スキャン作業は月200通と従来の1/4まで減少。請求書情報のリネーム作業も不要になり、各営業所に手間を掛けることなく検索要件を満たすことが可能に。導入効果を実感しています。今後は、請求書発行の電子化も検討し、業務効率化と精度の向上を狙いたいと思います。
2年前には、業務効率の向上とBCP対策の実現で、図面や契約書の電子化をお願いしました。これからも、DXの伴走者として様々な角度からの提案を期待しています。
(左から)経理部 奥田主任、奥主任、経理課 森下課長
今では空いた時間を有効的に使い、創造的な業務に取り組んでいます
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